車を売却する際には、自動車税納税証明書や自賠責保険証などさまざまな書類が必要となってきます。また、売却時に必要な書類としてメンテナンスノートは意外に忘れられがちです。しかし、メンテナンスノートがあると、査定額アップにつながりやすくなります。ここでは、車を売却する際査定に影響するメンテナンスノートを紛失した場合の影響と対処法を紹介します。

メンテナンスノートとは

メンテナンスノートとは定期点検整備記録簿とメーカーの保証書がセットになったものです。法定点検と呼ばれる6カ月点検や12カ月点検、または任意の点検を受けたときにその内容を記録するノートです。記録する項目は、エンジンオイルやブレーキパッドといった消耗品の交換記録のほか、車のコンディション、走行距離、メンテナンス状況もチェックできる車の診断書ともいえます。

車の売却時にないと査定額が下がる

メンテナンスノートを紛失しても車の売却は可能ですが、査定額は下落します。なぜならメンテナンスノートは車の整備状況を記録するものだからです。内装も外装共にちゃんと整備された車でもメンテナンスノートがなければ実質的に整備されていないものとみなされてしまいます。また、メンテナンスノートだけでなく、取扱い説明書や保証書を紛失した場合でも査定額はマイナスになります。

メンテナンスノートを紛失したときの対処法は？

ではメンテナンスノート（定期点検整備記録簿・保証書）をなくした場合はどうすればいいのでしょうか。具体的な対処法について解説していきます。

定期点検記録簿を紛失したとき

定期点検記録簿は原則再発行できません。ですが、車を購入したメーカーやディーラーで点検・整備のデータが残っていれば再発行が可能なケースもあります。ただし再発行してもらっても点検の記録が記載されていなければ、査定時にマイナスになってしまいます。

保証書を紛失したとき

保証書を紛失した場合は、販売されたデータが残っていれば再発行可能なケースがあります。ですが、販売からある程度期間が経過しているとデータが破棄されている可能性もでてくるため、まず車の販売先に問い合わせましょう。国内の主要メーカーであれば保証書を紛失してしまった場合でも再発行に応じます。ただし、販売店によっては再発行が有料となる場合もあります。保証書がないと査定額に影響するため、紛失した場合は再発行を依頼しておきましょう。

まとめ

車を売却する際の査定額に響くメンテナンスノートと紛失した際にすべきことを解説してきました。メンテナンスノートを紛失してしまった人は上記2点の方法を是非試してみてください。